14日の名古屋市では、21日連続で猛暑日となり、82年ぶりの最長記録となりました。
そんな暑~い夏に食べたくなるのが…アイスクリーム!
大人気の「サーティワンアイスクリーム」ですが、先週まで“ある理由”で持ち帰りが困難な状況に陥っていました。
女性
「とても待ち遠しかったです。暑い夏にドライアイスは必須かなと思うので、良かったです。戻ってきてくれて」
サーティワンは、持ち帰り用に最大2時間分のドライアイスを提供していますが、先月24日から今月11日まで「30分」分に減らしました。
ドライアイスの大手製造会社が原材料不足や設備不良などを理由に、全国レベルで出荷制限を行ったためです。
■仕入れに困った飲食店から新規の依頼殺到
ドライアイスの小売店にも影響が出ていました。
東京アイスラボ 藤川誠社長
「ドライアイスは普段納品させていただいてるところ以外から、今年は注文いただいています」
ドライアイスの仕入れに困った飲食店からは新規の依頼が殺到しました。
藤川社長
「必要な方は(1キロあたり)500円でも1000円でもという方もいらっしゃいます。いろんなところに電話されて、必死に探されているのかなと」
今後、高級品になる可能性も浮上しているドライアイス。一体、何が起きているのでしょうか?
■原材料不足のなか…猛省で需要拡大
今年の夏は、サーティワンアイスクリームが持ち帰り時間に制限をかけるなど、ドライアイス不足が表面化していいます。
茨城にある販売会社「大矢商事」では、ドライアイスを加工する過程で出る破片を集めて再利用しています。
大矢商事株式会社 大矢裕啓社長
「端材は無駄になってしまうので、無駄の出ないもう1回端材をリフォームするような製造工程をもつことにしました」
原材料不足を再利用して補っていますが、仕入れ値は上がり続け、販売価格は2年で2割ほど値上げせざるをえない状況でした。
全国的なドライアイス不足はなぜ起きているのでしょうか?
大矢社長
「石油の減産による炭酸ガスの減産。これはもうじわじわどころか、ここ何年かは急激な勢いで影響している感じ」
ドライアイスの原料は、石油精製などをする工場の副産物として排出される炭酸ガスです。
電気自動車の普及などで炭酸ガスの排出が少なくなったことに加え、猛暑で需要が拡大しています。
大矢社長
「危険な暑さに対する新たな需要があって、冷凍品や冷蔵品を宅配する宅配業者さん。本当にいろんな用途で使っていただいている」
引用元: ・全国的なドライアイス不足 提供制限で「アイス持ち帰れない」 背景に炭酸ガスの減産 [PARADISE★]
禁止しろ
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